桐生工業吹奏楽部OB会として公の場での演奏活動は特に行われていなかった。 当時の桐工吹奏楽部顧問であった寺林教諭の暖かい計らいで、吹奏楽部の部室を活動の拠点として週1回 の練習(もちろん各自の仕事が終わってからの夜8:00〜)に励 み、その日に集まった仲間で合奏する事が唯一の楽しみであり 個人の癒しであった事は紛れもない事実である。
また、練習が終わった後は仲間との親睦を深める意味もあり近所の喫茶店 『 チロル 』に入り浸り、この店自慢の日替定食に舌鼓を打ってい た者も多かったようだ。今となっては想い出のワンシーンとなっ たが、これらの経験が現在でも工謳吹奏楽団の原動力となって いる事は間違いない。